ACORDOが主催するCollaboration研究会において,ささまざなワークおよび体験的研修法に関する研究を行っています.その研究を踏まえて,以下の体験的研修プログラムのフレームを開発しました.基本的には,以下の3段階プロセスにより構成されています.このフレームを持ちいて,さまざまな目的に応たオリジナル研修プログラムを作成します.
(1) 導入ステージ
最初のステージでは,カードゲームやケーススタディを行います.具体的な事例について考えまた話し合うことで,当事者としての立場でテーマと取り組み,テーマに関する具体的イメージを喚起します.
(2) 系統的整理と振り返りのステージ
(1)で考えたこと,感じたことを系統的に整理するステージです.主に2DM法(2次元イメージ展開法,後述)を用います.これは,二つの軸で表される2次元平面上に,具体的な要素をマップしていく方法です.自ら作成した2次元マップをみることによって,テーマに関しての自分の考え方や感じ方を総括的に振り返ることができます.さらに,参加メンバー間で,2次元マップの交換を行います.他者のマップをみながらコミュニケーションをとることにより,お互いの深いレベルでの相互理解が可能になります.また,通常はあまり触れることのできない,さまざまな感じ方・考え方・捉え方を知ることができ,世界観を広げることができます.
(3) 本質を考えるステージ
具体例の呈示から始まり,系統的整理とふり返り,そして他メンバーとの交流を経て,テーマを直接的に考えるステージです.テーマの本質は何かを考え,どのようにすれば目標に近づくかを議論します.協働で解決案を考えていきます.
本プログラムは,具体例からはじまり,全体像の抽出と分析から本質へと導く,極めて分かりやすいフローになっています.そのため,多くの人に理解しやすく,また納得がいく結論を体感的に得ることが出来ます.また,各ステージにおいて,他メンバーとの係わりを上手に利用していきますので,他者との協働のスキルが向上します.プロジェクトや職場単位で参加される場合には,実務上でのコミュニケーションの円滑化も期待できます.
研修・ワークショップ料金
1件,20万から承っております.様々なカスタマイズにも対応しております.また,研修の効果測定,費用対効果のご相談も承ります.詳しくはメールにて
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キーワード解説
2DM法(2次元イメージ展開法)
福岡大学 医学部 守山正樹 M.D.が開発した内省を進める手法.歯科衛生や保健体育の教科書にも取り入れられている.
(文部科学省検定済 教科書 最新保健体育(大修館 保体008)20・1 頁 2007.4.01)
・生活を構成する要素の取り出し
・各要素をラベルに表示
・ラベルを台紙上に配列展開
という一連のプロセスにより,生活の全体像を表現することができる.概念図を以下に示す.系統化されていない 具体例の群を,まずは一次元的に配列し,次に別の第二軸で整理し,全体像を2次元的に可視化する.

(守山正樹, 対話的・参加的に対象者の現状を知る試み(1), 臨床栄養 vol.108 No.2, 2006, 127.より引用).
実際の記入例を示す.

(守山正樹, 対話的・参加的に対象者の現状を知る試み(2), 臨床栄養 vol.108 No.4, 2006, 383.より引用).
このマップを作成したり,そのマップについて友達と話合うことによって,
自分らしさが分る
人を理解する
さらに,
人間の本質の理解
へと進む手がかりとなる.
と共に,
対話の中で人間への理解が進む.
参考:守山正樹, 2008, 食育をテーマにした2DM法の解説ビデオ
