コラボレーション(共同制作)とコオペレーション(協力)の違いで気付く職場のチームワークについて

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コラボレーション(共同制作)とコオペレーション(協力)の違いで気付く職場のチームワークについて

なんらかのプロジェクトや事業を遂行するために、ラインのスタッフだけでは対応できない課題を克服するべく内外の専門家が集団となってタスクに取り組むことは珍しくありません。このスタイルには大別するとコラボレーション(共同制作)とコオペレーション(協力)に分けることが出来ます。前者のコラボレーションは単独ではなしえない成果を複数の人や組織が協働して達成することを意味します。

つまりそれぞれの分野のスペシャリストが参画することで、個々のスキルや能力によるシナジー効果でより創造的な成果を目標としているわけです。これに対して後者のコオペレーションは、共同作業を意味し類似していますが、こちらは単純作業をより多くのスタッフで従事するように、業務の効率化に主眼が置かれています。

いずれの局面においても、プロジェクトやタスクの達成のためにはチームワークの重要性は当然のことながら強く意識されてきました。なぜなら会社の枠を超えた事業にしろ、社内業務にしても仕事を展開するのは、人であり特定の目的を持った人間が複数関与して業務を遂行する場合コミュニケーションを取り合うことが必須となるからです。

従来はコラボレーションにしろコオペレーションにしろ、複数のスタッフが一同に会してコミュニケーションを取り合うのは「会議」と認識されてきました。チームワークをビルディングする方法としては、それぞれのスタッフが直接顔を突き合わせて、声の抑揚や息遣い・第一印象など五感を駆使して共通認識を深めることが双方向のコミュニケーションを行う上では必須と考えられてきたからです。

しかしオンライン経由のリモートワークが普及するに従い、チームワークのためのコミュニケーションをとる上で古典的な「会議」を利用することの必然性は希薄になってきています。例えばチームのメンバーが参画するバーチャル空間を設定し、それぞれのアバター同士が接触や会話するなどのアクティビティをすることで、直接相対しているのと遜色のないコミュニケーションをとることが可能になっています。

オンライン経由でバーチャル空間上でアバター活用によるチームワークの構築は、インターネット空間に接続してさえいれば、日本はもちろん全世界規模でどこに居住しているメンバーとの間でも密接なコミュニケーションをとることができるというメリットがあります。さらに地理的時間的制限がなくメンバーを募集できるのは、より幅広い人税を招聘できるというメリットも有しているわけです。