オンラインでチームビルディングを実施することには、対面不要でテレワークのストレスが解消できたり、社員の交流が活発化するといったメリットがあります。また場所を選ばず開催時間の設定もしやすいので、参加できない人を極力減らせるのもメリットの1つです。対面の場合だと場所を用意したり、前もって早めに実施の予告や通知をする必要がありますが、オンライン チームビルディングなら急な実施でも慌てて場所を確保せずに済みます。これは参加者にとっても負担が減りますし、交通費や会場費などのコストの負担も減ることを意味します。
移動を伴えば、当然ながら移動に要する時間もコストになりますから、心理的に前向きに参加したいという気持ちが弱まります。その点、オンライン チームビルディングなら移動不要のオンライン で実施できるので、心理的に抵抗感が生まれにくくハードルも低く抑えられます。チームメンバーの関わりを促進したり、団結力を高めるのがオンライン チームビルディングの目的ですから、実施するにしても参加に抵抗感が生まれるのでは本末転倒です。積極的なコミュニケーションとそれによる個々の関係、チームの強化も目的なので、抵抗感なくコミュニケーションに臨める環境を作るべきです。そしてマインドセットの形成、チームビジョンの共通認識と浸透など、目的を明確にして実施することがオンライン チームビルディングを実施するポイントとなります。
オンライン チームビルディングを効果的に実施したいのであれば、安定した通信環境に一定以上の品質を備えるカメラやマイクつきのパソコンを用意することが不可欠です。社員がパソコンを用意する場合は、こういった環境や設備が整っているかしっかり確認することが大事です。それともう1つ、チームビルディング ゲームのような形でアイスブレイクを取り入れることも忘れてはいけないです。アイスブレイクとは和やかな雰囲気の中で実施する為のいわば緊張感をほぐすワンクッションで、会議や研修を始める前に設けられることが多いです。
具体的には簡潔な自己紹介や一緒に楽しめる簡単なゲームなどが、ワンクッションとして機能するアイスブレイクの定番となっています。オンラインでチームビルディングを実施する以上は、原則としてメンバーには常時カメラONで実施するのが理想的です。非対面で交流を図るので、表情が分かりにくいと困りますし、画面越しでもお互いの感情の変化が伝わりやすいのが理由です。ただ強制は参加者に抵抗感を覚えさせるので、自らONにできる雰囲気を作ったり、理由があればOFFにしても構わないというルールで運用するのが望ましいです。