面接官として面接をする上で、優れた人材を採用したいと考えるのはだれでも同じことです。しかし、その見極めは意外と難しく有名大学や持っている資格などを参考に選んだり、やり取りをしたときの印象をもとに採用しても後からチームビルディングのスキルが低いことに気づくということは少なくありません。
それでは、面接時にそのチームビルディングに優れていてプレイヤーとしてのスキルにたけているかということを見極めるにはどうすればよいかというと、ランダムにチームを組んでもらって一つの課題を与えて、問題を解決してもらったり課題に取り組ませるのが一つの方法です。
コラボレーションをすることでより良いものが発揮できることを検証することができますが、それだけでなくそれぞれのパーソナルなチームビルディング力を見極める最適な方法です。優れた能力を持っていても協調性がなかったり、一つのチームで物事を成し遂げるには向いていない人材というのは残念ながらいるのが実情です。
もちろん、そういう人は自営であったり一人で能力を発揮することが向いている仕事に就けばよいのですが面接官としての見極めが必要な時にはチームプレイヤーかどうかをチェックすることは欠かすことができません。実際、企業で面接のときに良く行われるグループディスカッションは定番ですが課題を与えてチームで取り組ませることで、一人一人のいろいろな意外な面が見えてきたりします。
もちろん、面接に来ている人材は緊張しているのでいつも通りの力を出すことができないのは仕方ありませんが、人間性が出る部分ですしどのような方法をとって問題解決に乗り出すのかというのは評価の対象になります。課題や問題に取り組む姿を確認して、結果を出すよりもチームプレイヤーなのかを見抜くには実際に何かに取り組ませるのが近道です。
他人を押しのけて自分の主張を通そうとする人もいますし、協調性や和を重視してまとめるのが得意な人もいます。面接官として評価を下す際に、実際に採用されてから会社でどのような仕事をしてくれるかということを想定して、何か一つのことにみんなで取り組ませるというのは有益です。
緊張や戸惑いがあるのはみな同じ事ですが、チームビルディングができるかを考えた時に面接に来ている人たちでチームを組ませて何かをしてもらうと、一人一人が持っている能力が見えてきやすいですしコラボレーションの魅力が生まれます。